前立腺肥大症手術療法のパラダイムシフト
2024.08.01
前立腺肥大症治療には内服治療と手術療法があります。
内服治療は多くの患者様の症状を改善しますが、肥大した前立腺を正常の大きさに戻すことはできません。前立腺肥大症の根治治療は手術療法であることは現在でも変わりませんが、手術方法は大きく変化しています。
これまでの手術療法は約2時間の手術時間と約1週間の入院期間という負担のかかる治療でしたが、2022年より保険適応となった経尿道的水蒸気治療(WAVE)や経尿道的吊り上げ術(PUL)治療は約10分の手術で入院期間は3日以内と超低侵襲手術となりました。高齢の患者様でも安心して手術を受けることができるようになり、手術適応が拡大しています。手術に伴う出血が少ないため、抗凝固薬内服中でも手術可能です。
当クリニックと連携してる久我山病院でもWAVE手術・PUL手術を行っております。私も毎週木曜日に執刀し、良好な手術療法の治療効果を実感しています。
前立腺肥大症でお悩みの方は、いつでもご相談ください。
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